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熱を出す、そして、長い日記。

このところ「羽衣」や「芝居」に占領されていた
心の解放に向かうべく、身体が「熱」を出しやがった。
ぐぁぁあ。
せっかくの休みなのにっ。

なので仕方なく!?熱のある身体をだましだまし
私は本屋に向かう。
ほら、熱があるから、お部屋の掃除とか出来ないでしょ。
身体動かせないし。寝てるだけだし。
と、すると、本を読むしかないでしょ?
それに、まあ、納得して、身体はしぶしぶ付き合ってくれる。

で、本屋に行くのもどうか?と、言う左脳は無視。
そして行く。
たったた、っと車でね。だけど、お金がないので「ブック・オフ」さっ。

普段なら、こういう休みたい時は、何にも考えないで読める
大好きな心理病的小説(一番好きなのはクラーク→最近のではなくゆりかごを揺らす手あたり)か、探偵推理モノ(T・H・クックやキース・ピーターソン)等々を探すのだが…

今日は、ふと、最近の日本の作家を読んでみよう。と、思う。
純文学から、このところ離れてたからね。
日本語でかかれた、日本の文章で、それが、とても、よかったりすると
ものすごく影響をうけやすいkaoriは、大事な事ほっぽりだして
おかしくなる癖があるから。遠ざけていたのだ。
「文學界」をいつも、横目でみながら、
買いたい欲求を具具具、と胸にしまい
ファッション誌を買っていた私。
へんなの(笑)

でも、どうしても、文字を欲するときは
リチャード・ブローディガン「愛のゆくえ」これを読む。
これは、いつも枕元にあって、いつでも読む。
なんか、わかんないけど、いつでも読む。
とにかく読む。
大好き、ブローディガン
「アメリカの鱒釣り」も「西瓜糖の日々」も有名だけど。
でも、翻訳が一番好きなのが、これ。
もう少し、英語が出来るようになったら
絶対、一番に読んでみたいのがブローディガン
でも、絶対、難しそう。
でも、本人の、言葉にふれてみたい。
もう、死んじゃったから。
残された作品でしか、それらにはふれられないんだけど。
しかし…「愛のゆくえ」って、この題名はないよね。
センスなさすぎ。
だって本当は
The Abortion:An Historical Romance 1966
だよ。
なんで、これが「愛のゆくえ」なんだ
青木日出夫さんの訳は好きだから。この人がこの題名を考えたとは思いたくない。
どうなんだろう?新潮文庫の人達が知恵をしぼって考えたのだろうが。
これは、いかん。
まあ、あれかなぁ「愛の堕胎」じゃ、まずかったのかな。
「愛の堕胎」わ〜〜。おもしろ。え? もっと、ひどい??
でも、たぶん、今なら、原文のまま、でしょうね。題名は。

と、横道にそれたが
とにかく、今日は、日本のモノを買おう。
そう決めて「ブック・オフ」へ。

あ。でもそうだ。日本モノを読もうという
キッカケを与えてくれたのは姪っ子。
梨木 香歩さんの「西の魔女が死んだ」という本を読めと勧められたから。
なんだかオビに「読者アンケート第一位!最後の三ページ涙があふれて止まりません」って書いてあったから「うさんくさいな〜」と思っていたけど
まんま、と、そうなった。
→私は、つっぱってるけど実は、とても単純な心を持つ読者です。

まず、小川洋子さんをさがす。が、
すべて、読んだものだった。
私は、最近の日本の作家では、小川洋子さんが好き。
デビューの時からおいかけていた。
(ちょっと前まで山田詠美さんだった、このヒトもデビューからおっかけてる、文章のうまさには、いつも脱帽する、どんなテーマでどんな風に書いても、絶対に、綺麗さと純粋さを失わない彼女の文章!ビバ!…だけど、洋子さんが現れて浮気しまてしまいました、ごめんなさい、詠美さん)

最近、彼女の作品がまた、注目されていてうれしい。
日本の小説で村上春樹以来、ニューカーに短編がのるんだって。
村上春樹さんは好きっていうか、もう、それを越えてるヒトなんで
その人と同じ、土場まで行ったんだ〜と思うと嬉しい。
別に、私にうれしがられても小川さんは嬉しくないだろうけれど。
でも、着実に、そして、いつもきちんと彼女は彼女の世界にいる。
新人の頃から追っかけて読んでいて、将来有望!って思ってたのに
賞をとったとたんにつまんなくなるヒトって結構多いもの。
でも、彼女はますます彼女の中に入っていく感じ、いいなぁ。

で、今日、買った人たちと本。

山本 文緒→初めて読む。ずっと前から、読んでみたいなぁって思ってた人。
○恋愛中毒○ブルーもしくはブルー○みんないってしまう○紙婚式○パイナップルの行方
↑なんで、こんなにいっぱい買ったかというとこれがセットになっていたから。

江國香織→「情熱となんちゃら」が映画かされてみたらひどかったので読まず嫌いだった。
○落下する夕方 ○泣かない子供
↑題名が好きで選んでみた。他のお勧めがあったら誰か教えて下さい。

大道珠貴→全然、しらなかった「芥川賞」受賞作なのにっ!
○しょっぱいドライブ

村上春樹
まだ枕元によんでない「アフターダーク」があるのに
○やがて哀しき外国語
↑彼のエッセイって好きなのだ。「遠い太鼓」なんていいよ〜。
もちろん、彼の小説も、ほぼ、全部持ってるよん。お約束ですが。

これだけ。
ぁ、今更ながら
「世界がもし100人の村だったら」を買う。
これは、ほしかったけど、買えなかった。
いきつけの歯医者さんで初めて目にして
ちょこっと読んだだけで、涙がとまんなくなって
それで禁じていた。
精神状態のいいときにしかよめなさそうな気がして。
今なら、熱もあることだし、平気な気がして、買ってみた。

…と、言うわけで、もう、私は、「恋愛中毒」を読んじゃった。
早いです、私、読むの、めちゃめちゃ。
だ〜〜〜〜〜〜っと、読んで、それを、身体に蓄積して
あとで、「おおおおおお」噛みしめるタイプなの。
わかる??
今は、まだ「おおおおおお」ってしてる最中。
なので、感想は書けません。

とにかく、私「モラトリアム」します。
さてさて。次は…と。
でも「100人」のは、まだ、読むの、よそお〜〜っと。

「モラトリアム」をひいてみたら
こんなのが出てきた。

「モラトリアム」
使い方
米国が核実験のモラトリアム〔猶予〕の継続を決めた

意味説明
猶予を与えること
手引き
* 債務などの支払いを猶予する場合は「債務支払い猶予」,社会人になるべき時期を先延ばしする場合は「猶予期間」などと,文脈によって言い換え語を変える工夫も効果的である。

げ〜〜〜。そんな、そんな、大げさなものなの??
核実験と、一緒になんかしないで〜〜。

なので「プチもらとりあにゅ」します。
なんじゃいな。
by hagoromo1011 | 2005-05-08 23:00 | なんとなく私
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